「食」に真剣に取り組みたいあなたに

自然体で温かい料理をつくり続けることがモットーのシェフ

石川資弘 石川資弘

Name

石川資弘

Profile

1972年生まれ。高校卒業後、調理専門学校を経て東京都内のレストランで修行後フランスへ
各地方星付きレストランで地方料理を学び帰国
宇都宮のレストラン COULIS ROUGE (クーリ・ルージュ)のオーナーシェフ

僕が食べることに興味を持ったのは、高校生の時でした。
僕はバレーボールの選手だったので、いつもお腹を空かせていて、いつでもたくさん食べていました。けれどもその頃は、自分が食べているものに対してなんとも思わずに、ただ好きなものをたくさん食べていました。

そんな僕が変わったのは、アルバイトでバーに勤め始めてからです。
マスターが賄いに作ってくれた料理がおいいしくて、手作りの料理に目覚めたのです。
マスターの賄い料理が食べたくて仕事に行くのが楽しくなったし、自分で料理をするようにもなりました。

僕の料理を食べてくれた人の喜ぶ顔を見るのがとてもうれしかったです。
おいしいものっていうのは、ただお腹をいっぱいにするのではなく、人を幸せにするんだなあとすごい発見をした気分になりました。

高校を卒業後「食」の道を進むことを決意しました。
東京で修行をした後、フランス各地で地方料理を学び、バスク地方の料理の虜になりました。
バスク地方のレストランには自家農園があり、肉や野菜、ワイン、チーズまで自給自足で作る生活の中で料理を覚えていきました。

今は宇都宮でバスク料理を中心としたレストランのオーナーシェフをしています。
宇都宮の自然の中で、バスクのように食材もできる限り自分で作るようにしています。

僕が目指すのは、自然体で温かい料理をつくり続けることです。

身近にある未開拓の自然の恵みと、
良き生産者達と協力しながら、
知恵と助言を頂いて、
田舎発信の新しい流れを作る。
安心で安全な食を提供する。

これが僕のレストランのモットーです。

そして地元の農家の方々と共に宇都宮の自然の味わいを生かせる食文化をつくりたいです。

バスク地方で学んだ生ハムをつくるために、宇都宮の名物大谷石を積み上げて熟成庫を作りました。宇都宮周辺で採掘される大谷石には肉の旨みを増したり、腐敗を防いだりする効果があるゼオライト成分を含んでいます。僕の生ハムは宇都宮でつくるからこそおいしくなるんです。

僕はフランス料理という枠にこだわらず、身近なものを食すことにも興味があります。
祖母がつくってくれた懐かしい味を再現しようと「玄米そば」を1年かけて開発しました。一切そば粉を使用せずに焙煎した玄米粉を使用しています。笑顔で玄米そばを食べるそばアレルギーの子供を見て、食のプロになってよかったなって思いました。

自分の子供たちの「食育」には、もちろん真剣に取り組んでいますが、これからは土を耕すことから始める食の道のプロフェッショナルを育てていきたいと思っています。