コース概要
小学校の学習指導要領に「古典に親しむ」という項目が加わってから、
授業中に百人一首に取り組む学校が増えています。
ただし、文字面をおぼえるだけに終始してしまい、歌の中身を味わうところまで手が回っていないケースが多く、
「せっかくの機会なのにもったいない」と天野さんは言います。
実は、百人一首には、歌人同士に意外な関係性があり、それが歌によまれていたりと、
おもしろい逸話がたくさんつまっています。この講座では、そんなおもしろさの一端をご紹介
します。百人一首の違った側面が見えてくると、新たな興味がわいてくるはずです。
このコースのテキストとして、『エピソードでおぼえる!百人一首おけいこ帖』
(天野慶・著/朝日学生新聞社・発行)がお手元にあると、百人一首の世界がさらに広がります。
天野慶(あまのけい)
女流歌人。短歌結社「短歌人会」所属。1979年、東京生まれ。当時7歳だった娘のために
「はじめての百人一首」「みんなの百人一首」(幻冬舎エデュケーション)を考案。
Jリーグ・名古屋グランパス「サッカー短歌」選者、まんが「ちはやふる」(末次由紀/講談社)
の93首、95首に短歌を提供するなど、雑誌、ラジオ、ワークショップと、幅広い場で短歌と
百人一首の魅力を伝えている。主な著書に『テノヒラタンカ』(共著/太田出版)、『百人一首百うたがたり』
(幻冬舎エデュケーション)、『だめだめママだめ!』(絵・はまのゆか/ほるぷ出版)など。
Course Curriculum
Lesson 1
はじめに~自己紹介~
Lesson 2
歌人同士の意外な人間関係 その1
Lesson 3
歌人同士の意外な人間関係 その2
About the Expert - 朝日学生新聞社
朝日学生新聞社は1967年創立。「朝日小学生新聞」(小学生向け日刊全国紙)、「朝日中高生新聞」(中学生と高校生向け週刊全国紙)を発行しています。どちらの媒体も、旬のニュースを子どもたちにわかりやすい言葉で解説するほか、学習まんが、教科に関連するコラム、日ごろの成果を小論文でぶつける添削コーナー、投稿欄なども満載です。 知識の活用が問われるようになる2020年の大学入試改革を目前に控え、教育熱心なご家庭や先生方から、「考えて表現する力」を養う媒体との評価を得ています。 同社は、朝日小学生新聞や朝日中高生新聞のコンテンツなどを出版化する事業もおこなっており、年間30タイトルほどの書籍も発行しています。
※朝日小学生新聞は2017年に創刊50周年を迎えます。