コース概要
近年、子供のプログラミング教育が注目されています。世界的には、ITの発展に伴う人材育成などのために、すでにプログラミング学習が義務化している国もいくつかあり、日本でも義務教育への導入が検討され始めています。
プログラミング知識そのものの習得以外に、プログラミング学習には、創造力、問題解決能力、協調性などが育成される効果も期待されています。
ところで、これまでプログラミングに直接関わる必要があったおとうさんやおかあさん、そして、学校の先生は、それほど多くはいらっしゃらないのではと思います。プログラミングとはほとんど無縁だった皆様は、きっと、こんなふうに思っているのではないでしょうか。
「プログラミングって、具体的に、どんなもの???」
このコースを受講したおとうさんやおかあさんは、プログラミングとは何かを理解した上で子供のプログラミング教育の方針を検討できます。さらに、その検討によって子供にプログラミング教育を受けさせることに決め、学習対象となるプログラミング言語にScratch(スクラッチ)を選んだなら、このコースを受講したおとうさんやおかあさんは家のPCに予習復習用の環境を用意することができ、さらに、子供の疑問を一緒に調べることができます。
また、このコースはオンライン講座なので、忙しい学校の先生でも仕事の合間にご自身のペースで受講を進められ、通常の教務や校務を行ないながらプログラミング教育の準備を始めることができます。
このコースでは無償の子供向けプログラミング言語Scratchの
- PCへの設定方法
- 基本事項と簡単なプログラミング
- コミュニティーサイト上の情報閲覧、作品発表・討論の場などの利用方法
の3つを学習します。
このコースは、身近な子供たちのプログラミング教育を検討したり支援したりするための道具としてお使いいただくために作りました。
したがって、プログラミング学習が目的の方の場合は、大人なら物足りず、子供ならプログラミング以外の要素が多過ぎると感じると思います。
今回このコースで扱うScratchは、マサチューセッツ工科大学(MIT)で8歳から16歳の子供のIT教育導入用に開発された無償のプログラミング言語ですが、大人でも子供でも誰でも使用を許可されていて、商用でも使用できます。米国の名門大学のコンピューターサイエンスの導入教育の言語などとしても使用されています。40以上の言語で150以上の国の人々から使用されていて、ユーザー登録数もすでに1千万人を超えている非常にポピュラーなプログラミング言語です。Scratchには子供の好奇心をそそる、可愛いくかっこいい組み込みのアイテムが豊富にあり、また、Scratchではドラッグアンドドロップ中心の簡単な操作でプログラミングができるので、あっというまに楽しくアニメーションのプログラムができ上がります。実際、多くの子供は、Scratchを使える環境があり簡単なルール(文法や起動/修了方法など)を覚えれば、大人が思いもよらないようなユニークなプログラムを短期間で作り上げます。
このページをご覧になったのを機会に、身近な子供たちのプログラミング教育を考えてみませんか。
このコースを受講すると、次のスキルをもつことができます。
- ScratchのオンラインエディターをPCに表示することができるようになります。
- ScratchのオフラインエディターをPCに設定できるようになります。
⇒子供がScratchを学習する際に、家のPCに予習復習用の環境を用意できます - Scratchの簡単なプログラミングと、その起動、終了ができるようになります。
⇒子供のプログラミング教育の方針を検討する際に非常に役に立つ情報となります - マサチューセッツ工科大学(MIT)のScratchコミュニティーへの参加登録ができるようになります。
⇒子供のScratchに関する疑問を一緒に調べたりすることができます - Scratchで作った作品をMITのサイトで公開したり、共有したりできるようになります。
⇒子供の作品を公開したり、子供と一緒に他の人の作品を鑑賞したりできます
それでは、皆様のコースへのご参加をお待ちしています。
必要条件
- インターネット接続が可能な環境
- PC(Adobe Flashがインストールでき、正常に動作するもの)
Course Curriculum
Lesson 1
講師あいさつ
Lesson 2
コースの目的:Scratchをうちの子のためにうちのPCに...
Lesson 1
MITのScratchコミュニティーのサイトを表示してみよう
Lesson 2
オンラインエディターを表示しよう
Lesson 3
オフラインエディターをインストールしよう
Lesson 1
エディターの各部名称を見てみよう
Lesson 2
プログラムを作りながらエディターの使い方を覚えよう
Lesson 1
これから作成するプログラム例(最終的な形)を確認し...
Lesson 2
図を決める(1)⇒背景を用意しよう
Lesson 3
図を決める(2)⇒スプライトを用意しよう
Lesson 4
サイズを変える⇒スプライトの大きさを変えよう
Lesson 5
動かす⇒スプライトに動きを付けよう
Lesson 6
繰り返す⇒同じ動きを繰り返そう
Lesson 7
アニメーションを作る⇒コスチュームで自然な動きを作...
Lesson 8
条件判定する⇒条件によって音を出そう
Lesson 9
図を連動させる⇒メッセージ送信しよう
Lesson 1
Scratchコミュニティーを見てみる⇒サイトの各ページを...
Lesson 2
Scratchコミュニティーに参加する⇒サイトにアカウント...
Lesson 3
Scratchコミュニティーに作品を投稿する⇒プロジェクト...
Lesson 1
まとめ
About the Expert - IT企画研究所 西村由加利
(下方に、そろばんに関する経歴を記載)
<ITに関連する経歴>
これまでIT講師として、週に1度1年間を通してのクラスから1~2か月間2日に1回以上は担当するような研修クラス、数日や1日で修了するコースの担当まで、計5000人以上の受講生に講習をしてきました。具体的な仕事の履歴は・・・
・大学卒業後、日立製作所に入社、IT教育部門で顧客教育(C,FORTRAN,LISP,UNIXなど)を担当、研究所の英文構文解析システムの開発にも携わりました。
・退社後情報教育関連会社でトレーナー(C, UNIXなど)を続け、その後独立して専門学校の非常勤講師(X window system)や企業の新人教育などの講師活動(VC, VC++, VB, Accessなど)の他、CAIの開発、DBシステムのマニュアル制作などに携わると共に、大学院(理工学研究科 電子・情報工学分野)に入学、修士課程を修了(工学修士)しました。
・次に、マイクロソフトに入社し、前半は教育市場のマーケティングを後半は教育機関向け社会貢献プログラムを担当しました。
・その後IT系資格試験実施団体などを経て、再び独立(当初は会計ソフトの講習など)し2015年より屋号をIT企画研究所に改めました。
事業と並行して8年前から横浜市青葉区で子供向け科学工作教室を行うボランティア活動に携わっています。
また、2016年4月からYWS 横浜女性起業家スクエアのメンバーに加わりました。
<そろばんに関する経歴>
母が知人のお子さんのそろばんの指導を依頼されたのを機に、そのお子さんと一緒に、5才半のとき、母に師事する形で、ほぼ必然的にそろばんをはじめました。
その直後、母がそろばん塾を自宅で開業。
幼稚園年長で、現在の公益社団法人 全国珠算教育連盟(全珠連) 珠算検定3級合格、小学校2年で日本商工会議所主催(日商) 珠算検定2級合格、小学校4年で日商 1級合格、この前後に現在のテレビ朝日系の番組よりオファーがあり、暗算が得意な小学生として番組出演。
珠算検定では、最終的に高校1年で全珠連 8段を取得。
中学生時代までは、検定試験合格をめざす傍ら、地域のそろばん競技会に多数出場、優勝・入賞を多数経験しました。
高校生と大学生時代は、母のそろばん塾を手伝っていました。
就職後は、しばらくそろばんから離れるものの、再び三度と学生に戻った際などに、海外で行われているそろばん教育の視察や、日本で外国人にそろばん教育を行う団体へ訪問するなどの活動をときどき行っていました。
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IT教育を中心とした活動を行っている現在、自分の得意な2つの分野・・・そろばんとIT・・・を融合して、ITの環境=udemyのオンラインコースで、そろばん教育を行っています。